環境保護への取り組み


中谷産業は事業がエコ。さらに進んだ環境保護活動へ

地球温暖化防止に貢献する間伐材の有効利用を進める中谷産業は、事業活動そのものが環境保護と直結しています。だからこそ、もっと踏み込んだ環境保護活動に取り組むことが企業の社会的責任であると考えます。行政あるいは他企業と連携しながら、企業市民の一人として未来を見据えた様々な活動を行っています。


 

間伐材利用で、森林保護と地球温暖化防止に貢献

地球温暖化が世界規模で問題となるなか、二酸化炭素を吸収・固着し、地球温暖化防止に効果を発揮する森林づくりが重要な課題となっています。戦後国策によってスギやヒノキの人工林が日本の森林の4割に達しましたが、人工林を山として循環機能させていくには、コンスタントな山の手入れ・間伐が不可欠です。 間伐された健康な森林は川や湖をはぐくみ、私たちの生活に潤いと安全をもたらしてくれますが、間伐された木材を放置していては、木が腐りやがてCO2(二酸化炭素)が空気中に排出されてしまうのです。すなわち、森林の活性化と保全、地球温暖化防止には、間伐するだけでなく、間伐材を有効活用することが欠かせないのです。 豊かな緑と水を育み、私たちの暮らしに潤いを与えてくれる森林を守るために、中谷産業は間伐材に保存処理を行うことで木材中により長く炭素を固定し、地球温暖化防止に貢献します。さらに今後も地球環境保護に貢献できるよう間伐材の利用分野を拡大した製品開発に取り組んでいます。

環境にやさしく、安全な木材保存剤を使用

使用する木材保存剤マイトレックACQの成分は、普通物であり環境への負荷がほとんどなく、世界中で高い使用実績を誇ります。有害物質を含まず、燃やしても有毒ガスが発生しないうえ、一般の木材と同じように処理できます。 中谷産業では、マイトレックACQの加圧注薬設備(コシパック)を完備し、薬剤を確実に木材内部まで注入。厳しい品質管理を経て、商品化を行っています。

低炭素社会の実現に向け、産官学連携の取り組みを実現

二酸化炭素の排出量が少ない社会、いわゆる「低炭素社会」の実現に向けて国を挙げた取り組みが進むなか、中谷産業では、行政や学術機関と連携し、CO2削減の具体策を探る様々な調査や実験にも積極的に参加しています。例えば、木製治山ダムを事例にコンクリートダムと比較しながらライフサイクル全体での排出量を量るライフサイクルアセスメント(LCA)を実施。また、同業他社と連携して世界各国での環境保護活動を調査するなど、次世代に美しい地球環境を伝えるために、事業領域にとどまらない積極的な取り組みを行っています。